日本生活の裏ワザ ブラジル人に指南

投稿日時 2008-3-19 23:02:34 | トピック: ちょっと一言

■長岡技科大の日本語講師と卒業生が共著


○工場用語・恋愛表現も収録


 増え続ける在日ブラジル人向けに、長岡市の長岡技術科学大学で日本語を教える講師松田真希子さん(35)と同大卒業生のブラジル人男性が、レストランや病院、職場など暮らしの中で必要とされる日本語の単語や表現を、ポルトガル語と日本語で収録した生活ガイド本を出版した。ながおか市民センターでのボランティア活動で市内のブラジル人と接するうちに、「こんな本があれば両国の人に役立つのでは」と思いたったという。


   ◆◆◆



 本の題名は「ブラジル人のためのニッポンの裏技」(春風社、
045・261・3168)。220ページで1500円。松田さんが同大で日本語を教え、工学部卒業後、市内の輸送機器メーカー「日本精機」に勤務するリオデジャネイロ出身のティアゴ・ピントさん(28)が、翻訳や経験談の紹介などを担当した。


 15~35歳前後の読者を想定し「暮らし」「付き合う」「働く」など大きく五つに分類し、ファッションや職探し、自己紹介などに使える日本語をイラストや写真を交えて掲載している。ブラジルでの日系人の歴史や日本の四季、元号などにも触れている。


 2人のコラムでは、ピントさんが、テレビで流れる大手メーカーのプリンターや清涼飲料の名称の発音が、ポルトガル語で「男性器」や「お尻」を意味し、「CMで聞いてびっくりしているブラジル人も多いはず」と、興味をひく話題も。6ページを割いた「恋愛」は、松田さんの依頼でピントさんが実際に用いた日本語の表現を元にしたという。


 工場で働く人に向けて、作業工程の解説も詳しい。松田さんは「ブラジル人と日本人がいい人間関係をつくるために役立てて欲しい」と話す。


 製作を始めたのは05年初めごろ。市民センターで10代後半のブラジル人に日本語をボランティアで教え始めた経験が元になった。英語も分からない、日本語の文字も知らない若者を相手に「何を伝え、教えればいいのだろう」と迷った。


 意思疎通を図るのに役立つガイド本も見つからなかった。「ポルトガル語ができない日本人もコミュニケーションが図れる本があれば」。何より自分がそんな本を必要としていた。


 03年4月に同大に編入したピントさんも、市民センターにボランティアで出入りしている。病気になった人に付き添い、刑事裁判で被告になったブラジル人の通訳をする中で、在日ブラジル人が抱える問題も見てきた。「言葉や知識がないために、不当に扱われ、トラブルになった派遣社員を何人も見た」という。


 2人は夏休みなどまとまった休みに、市民センターに集まって作業。必要な言葉が何かを議論しながら、3年かけてゼロから本を完成させた。ブラジルで発行されている日系人向けの新聞社やブラジル人支援をしている知人らの助けも借りた。


 初版は5千部。「日本に来る前の人にも読んで欲しい」と一部は海を渡り、ブラジルで販売される。ブラジル人と日本人の相互理解が進み、壁を溶かす道具の一つになることを願っている。



From: Asahi.com
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000803170005



Koryunetにて更に多くのお役立ち情報記事をよむことができます
http://www.koryunet.com/koryunet

このお役立ち情報記事が掲載されているURL:
http://www.koryunet.com/koryunet/article.php?storyid=134